トゥルルルルル…… トゥルルルルル……

「ふあ?、何だ、いい天気じゃないか。こりゃあ、何か悪いことが起こる天気じゃないなあ」

 日向マコトは電話の音に目を覚ますとカーテン越しに外を見た。雲ひとつない青空だった。

「なに?爆破予告?」
「そ~なのよ?。だから今日は、遅くなっちゃうかも」

 電話の主は陽子だった。後ろの慌しい気配から警察署からだと分かる。

「たっく誰だよ!で?場所は?時間は?」
「それがさ……謎かけみたいなのよねえ……」

ーークリスマス中止のお知らせ
  天空の樹と古き塔が交わるところ
  また、太陽の輝きを結ぶ目が閉じる頃
  汝、再び知るであろう
  我らはただ、独りの存在であるとーー

「なんだそりゃ?」
「でしょ?ま、イタズラくさいけどねえ」
「何か手伝うか?」
「手伝うったって、少年課の私達なんて、いいトコ交通整理くらいでしょうから要らないわよ」
「そうだな。でも、ま、気をつけろよ」

 情報は公開されていないとはいえ、避難や交通規制のため一部関係者に伝えゆくため、その予告はたちまち、世間の知るところとなった。
 すると、ネットの住人により、その場所の予想が分析されていった。


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